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エレベーター、エスカレーターをもっと知っていただくために

エスカレーターの歴史

エスカレーターは、誕生から150年余り。今や重要な社会インフラとなり、安全で快適な乗り物として私たちになくてはならない足となっています。

歴史

1859年〜1900年/エスカレーターは登録商標だった

エスカレーターという名前が初めて登場したのは1859年のことですが、その後1900年になって、日本では「エスカレーター」が商標として登録されています。そのため、しばらくはエスカレーターという名前を使用することができず、一般には自動階段などと呼ばれていたそうです。商標権を維持できる50年が経過した1950年に、ようやくエスカレーターは一般名称として定着したわけですが、そう考えるとエスカレーターという名称が市民権を得た時期は比較的新しいと言えるのかもしれません。

1892年〜1900年/エスカレーターの誕生

1892年、ジョージ・H・ウイラーが動力で動くハンドレール(移動手すり)を考え出し、また同じ年にジェン・W・レノが「傾斜形エスカレーター」の特許を取得しています。しかし、これらのエスカレーターは安全とは言い難く、現在の原型とも言える、ステップ状のものが付いたエスカレーターが誕生したのは 1900年のことでした。
このエスカレーターは、ニューヨーク市の高架駅にとりつけられたのですが、その後、高架駅が取り払われる1955年まで現役として活躍をしました。

1914年/日本初のエスカレーターが登場

日本で初めてのエスカレーターがお目見えしたのは、東京・日本橋の三越呉服店(現三越百貨店)で、1914年(大正3年)のことでした。デビュー当時には相当の話題を呼んだものと思われますが、残念なことにわずか9年後の1923年、関東大震災によって焼失をしてしまいました。
ちなみに日本初の電動式エレベーターが設置された「凌雲閣」も、関東大震災で受けた被害がもととなってとりこわされており、日本におけるエレベーターとエスカレーターの歴史的建造物は、ともに同じ年に失われたことになります。

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